一般歯科
General Dentistry
Decay むし歯治療
むし歯は進行の程度によって治療方法が大きく異なります。初期段階(C1)であれば比較的簡単な処置で済みますが、進行して重度(C4)になると抜歯が必要になることもあります。
治療において重要なポイントは、「歯の神経を残せるかどうか」です。神経を取る処置が必要になった場合、治療回数が増えるだけでなく、神経を失った歯はもろくなりやすくなります。そのため当院では、できる限り歯の神経を残すことを重視し、痛みの少ないスムーズなむし歯治療を心がけています。
また、むし歯は早期発見が何より大切です。痛みが出てから受診するのではなく、定期的な検診で小さな虫歯を見つけ、早めに治療することをおすすめします。
Periodontics 歯周病治療
歯周病は、歯の周囲にたまった細菌が原因で歯ぐきに炎症が起こり、進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて、最終的には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。さらに、歯周病は糖尿病や心臓疾患、早産など全身の健康にも深く関わっていることが分かっています。
当院では、歯周病の進行度を正確に把握するために、レントゲンによる骨の状態の確認や、歯周ポケットの深さの測定などを行い、丁寧に検査します。歯周病の治療法にはさまざまな方法があり、患者様の症状に合わせて最適な治療をご提案いたします。
- 歯磨きの指導(ブラッシング)
- 歯石やプラークの除去
- 歯周ポケット内のクリーニング
- 生活習慣や食生活の改善
- 薬(抗生物質)を用いた内科治療
- 歯周外科治療
Pediatrics 小児歯科
お子さまにとって「歯医者さんは怖いところ」という印象を持つのは自然なことです。当院では、はじめての治療でも恐怖心を与えないように、いきなり処置を行うのではなく「トレーニング」から始めています。できるようになるまで、繰り返し練習を行い、お父さま・お母さまと一緒に応援しながら、楽しく通える雰囲気づくりを心がけています。
また、むし歯の原因菌である「ミュータンス菌」は、大人から子どもへ感染することが分かっています。特にお母さまの菌の数が多いほど、お子さまもむし歯になるリスクが高くなります。そのため、子どものむし歯を予防するには、周囲の大人が口腔ケアに取り組むことも大切です。
当院では、「マイナス1歳からのむし歯予防」を推奨しています。これは、お子さまがまだお母さまのお腹の中にいる時期から予防を始めるという考え方で、親子でむし歯ゼロを目指す大切な取り組みです。
Prevention 予防歯科
歯周病やむし歯は、初期の段階では症状がほとんどないことが多く、自覚症状が出たときにはすでに進行していることがあります。定期的な検診を受けることで、歯や歯茎の健康状態を確認し、早期に問題を発見することが可能です。
当院では、患者様一人ひとりの口腔環境に合わせて、ブラッシング指導や歯石除去などの予防処置を行い、むし歯や歯周病の進行を防ぐことを重視しています。早めの対応により、将来的な大きな治療を避け、歯を長く健康に保つことができます。痛みや不快感が出てから受診するのではなく、症状がない段階から定期的に健診を受けることが、歯の健康を守る最も効果的な方法です。当院では、患者様に負担の少ない方法での定期健診を推奨しており、安心して通っていただける環境を整えています。